トラックマン試打!
新作アイアン三者三様!
試打解説
石井良介プロ(試打ラボしだるTV)
人気試打YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」で
新作アイアンを高評価でご紹介していただきました。
チャンネル内で試打を担当する石井良介プロに
フォーティーンメルマガが試打検証を依頼。
新作3アイアンの機能をトラックマンで弾道数値化、
改めて見えてくれる性能の真実は必見だ。
取材協力=ハンズゴルフクラブ(横浜市保土ヶ谷区)
試打・解説
石井良介プロ
いしいりょうすけ、1981年2月14日生まれ、(株)ビック・スポーツ所属。トラックマンを活用したレッスン活動で人気。メディアではYouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」で試打解説を担当する、令和の人間試打マシーン。
まずは3種類のアイアンの
試打データをご覧ください!
今回、打ち比べしました「TB-5フォージド」、「ゲロンD IX-001」、「IF-700フォージド」の試打データになりますが、それぞれがどのモデルのデータか? 見分けることができるあなたは、フォーティーンマニアの資格ありです。
※試打データは全て7番アイアンです。
※ドライバーのヘッドスピード40m/sを想定した34m/sで試打。
※ハンズゴルフクラブのレンジボールをコースボールモードで変換しています。
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正解です!
A
TB-5フォージド
(#7・ロフト30度)
私自身、「しだるTV」で試打させてもらった時から、とても好感を持ったアイアンです。シャープなセミラージヘッドはとても構えやすく、そしてインパクトの打感がとてもやわらかい。新発想のシアターブレードで構成されたシンプルなバックフェースのデザインも、とても所有感が高いアイアンだと思っています。
低スピン・高弾道で
風に左右されない直進性
特徴的なのは意外にも弾道の強さです。ロフト30度の7番アイアンで初速48m/sは速い。スマッシュファクターが1.40を超えていくのは稀です。そしてスピン量は3760回転とやや抑えられているのが特徴で、弾道が強いことが伺えました。スピンが抑えられている、と聞くとグリーンでボールが止まらないのでは?と感じますが、ラウンディングアングルが41.9度(40度以上=止まる高さ、落下角度)と、しっかり高さで止められることがデータから伺えます。一体型の軟鉄鍛造アイアンながら低重心でやさしさが追求された設計意図が見事に試打データとして反映されていると感じます。体感的にはボールがやさしくつかまり、風に左右されない強弾道であること。キャッチコピーである「狼の皮をかぶった羊のようなやさしさ」だけど「狼のような強さもある」と感じました。機能美溢れる素晴らしい軟鉄鍛造アイアンです。
こんな人にオススメ
▶フィーリングにこだわる軟鉄鍛造アイアン派
▶直進性の強い高弾道でやさしく攻めたい
B
IF-700フォージド
(#7・ロフト30度)
中空構造の機能とキャビティ構造の形状をミックスさせて機能美を実現しているのが「IF-700フォージド」ですね。7シリーズアイアンらしく、中上級者のニーズに応える正統派なアイアンというのが私の印象です。
強弾道を
コントロールしていける強み
初速47.7m/sと速め、スマッシュファクター1.40超えと、試打の第一印象で感じるインパクトの弾きの強さとリンクしているデータです。ラウンディングアングル40.2度(40度以上=止まる弾道、落下角度)でわかるように弾道も適度に高め。小ぶりなヘッドの中で複合構造のメリットを最大限に生かしたやさしさ・強さが、機能として発揮されていることがデータから伺えます。また強弾道の中にしっかりとスピン性能が備わっていることが優秀。スピン性能のメリットは、1.グリーン上で止めることができること、2.弾道をコントロールできること、であり、「IF-700フォージド」がターゲットとする中・上級者クラスのプレーヤーのショット技術や弾道の操作感などの求めるニーズに対して、見事に応えてくれることです。狙える、と言うアイアンショットの醍醐味を堪能できるモデルだと思います。
こんな人にオススメ
▶小ぶりな形状を好む中・上級者プレーヤー
▶飛距離アップと精度アップの両立でスコアメイクを楽しみたい
C
Gelong D IX-001
(#7・ロフト26度)
飛距離追求ブランドの「Gelong D」のアイアンですが、とても形状がシャープ。黒ヘッドと相まって、今回試打3モデルの中で、一番小ぶりに見えます。飛び系アイアンですが、アイアンらしさも追求した、と言うフォーティーンさんのこのモデルへのポリシーを感じます。
ヘッドスピード40m/s前後の
プレーヤーに試してほしい
7番アイアンで50m/sに迫るボール初速が突出した飛距離性能を物語っています。あくまで私見ですが「IX-001」はヘッドスピード40m/s前後のプレーヤーにお試しいただきたい。フルショット(50m/s)で打った時と、明らかに打ち味のテイストが変化。打感、打ち応えも然り、シャフトスペックも合わせて、ドンピシャに40m/s前後のゴルファーに、ドンピシャにハマるのです。ご覧いただきたいのはラウンディングアングル37.4度(40度以上=止まる弾道、落下角度)と中弾道であること。中空構造でボールの上がりやすさも確保はされていますが、ストロングロフトアイアンの性質と言えます。弾道の高さが欲しい方は、無理をせずコンボユーティリティ「UX-001」を採用いただきたいと思います。個人的にはロングアイアン用に「IX-001」7番(スペックを合わせて)を採用したいです!
こんな人にオススメ
▶飛距離に苦戦するベテランゴルファー
▶飛距離でプレーを進化(リニューアル)させたい
おまけ!
ボールの上がりやすさを
優先できる「UX-001」
(#7h・ロフト26度)
「IX-001」とのコンビネーションで発売された「UX-001」。両モデルともに同ロフトですが、ラウンディング41.6度と、高さそのものが違います。アイアンとの流れを組み込んだ小ぶりなヘッドは、コンボとしての使い勝手もいいため、“ボールが上がりづらい”と感じたなら、その番手から「UX-001」の採用を検討していただきたいです。「UX-001」は「TB-5」、「IF-700」とのロフトピッチの相性もいいため、フォーティーンのアイアンを採用される方には理想的なユーティリティと言っても過言ではありません。
こんな人にオススメ
▶フォーティーンのアイアンをお使いになっている全てのゴルファー