2022/04/14

吉田洋一郎プロが
「TB-7 FORGED」を
待望していた理由
その1

吉田洋一郎プロ
よしだひろいちろう、1978年生まれ。アメリカTop50インストラクターなど80人に直接現地でメソッドを学び、レッスンスキル資格20以上を所得するゴルフスイング研究家。ゴルフネットワークではPGAチャンピオンズツアーの解説を担当する。

待望理由
その1
『シアターブレード』の機能感を
ストレートネックアイアンでの
実現を待ち望んでいた!

 発売以来、私は「TB-5 FORGED」を愛用中。『シアターブレード』というバックフェースの画期的な肉厚構造により、セミラージヘッドながら打感のやわらかさが素晴らしく、ボールの上がりやすさやつかまりの良さなど優しさが見事に備えわっていて、単一素材の軟鉄鍛造アイアンでここまで機能を充実できるのか、使用開始当時は驚いたものだ。「TB-5 FORGED」は長く欠品状態が続いたと言うから、私同様に多くのゴルファーがこのアイアンにベネフィット(恩恵)を感じたことだろう。

「TB-5 FORGED」はとにかく優しい。が、欲を言うと少し操作感(ストレートネック×コンパクトヘッド)も欲しかった。そのわがままがカタチにされた「TB-7 FORGED」は待望だった。
「TB-5 FORGED」はとにかく優しい。が、欲を言うと少し操作感(ストレートネック×コンパクトヘッド)も欲しかった。そのわがままがカタチにされた「TB-7 FORGED」は待望だった。

機能感を主張しすぎない美しいヘッドは、ショットルーティーンが終始心地いい。

 私は「TB-7 FOGRED」の登場を待望していた。それは「TB-5 FORGED」のセミラージヘッド×グースネックの優しさにベネフィットを感じながらも、欲を言えばボールをコントロールする感覚がさらに欲しかった・・・きっと私と同じ感覚を持つゴルファー(主にアスリートや上級者)も多くいらっしゃるはずだ。

“打感”のやわらかさはマッスルバック同様。軟鉄鍛造アイアンを好む熟練者はボールを操作する感覚とリンクできるはずだ。
“打感”のやわらかさはマッスルバック同様。軟鉄鍛造アイアンを好む熟練者はボールを操作する感覚とリンクできるはずだ。

 主観はさておき、「TB-7 FORGED」はそのキャッチコピーにもあるように“優しすぎない、難しすぎない”、全てのアイアンのど真ん中を行くバランスに優れたアイアンだ。アスリートや熟練者(私にも当てはまる)にとっては、“優しすぎない”バランスいい性能と極上の打ち応えで精度向上を、上昇志向のある初中級者クラスには“難しすぎない”許容性と極上の打ち応えでアイアンショットのスキルアップを、と全てのゴルファーがアイアンショットの充実を目指していけるのである。ヘッドフォルムがコンパクトになったことで『シアターブレード』の肉厚効果がより際立ち、まるでマッスルバックのような打感や操作感と程よく感じる優しさに私は惚れ込んでいる。発売は4月21日、アイアンの納品が待ち遠しい限りだ。