2023/07/14

竹林隆光を
知らない新世代が
創っていく
フォーティーン
FOURTEEN Design

モデル・肥野竜也さんはYouTubeチャンネル「14TUBE」のMCを担当して、もうすぐ3年を迎える。今年から肥野さんはアパレル・用品のコンセプトブランド『FOURTEEN Design』にアドバイザーとして参画。フォーティーンの象徴である創業者・竹林隆光を知らない新世代として、イズムを受け継ぐスタッフとともに活動意義を熱く語る。

竹林さんからは
芸術性、センスの高さの
凄まじさを感じます
肥野竜也

 「私は竹林さんに直接お会いしたことがありません。正直に言うとフォーティーンさんとYouTubeでお仕事をさせていただく際に、その功績の数々を知って驚いた。まずは今日のクラブの進化においてパイオニアとしてご活躍をされたクラブ設計家であったこと、そして競技ゴルフの最高峰・日本オープンでローアマチュアを獲得されるほどトッププレーヤーであったことなど、一人のゴルファーとして尊敬すべき偉大さを感じました」(肥野)
 フォーティーンスタッフも若い世代が増え、10年前に逝去した竹林と業務で関わったことのない新世代が新たなフォーティーンを創り始めている。その活動の象徴が『FOURTEEN Design』である。

ハリがあり通気性に優れた素材で夏場に活躍するモックネックシャツに、テーパードシルエットの機能性ショートパンツを合わせる。
ハリがあり通気性に優れた素材で夏場に活躍するモックネックシャツに、テーパードシルエットの機能性ショートパンツを合わせる。

 竹林さんに会ってみたかった・・・。『FOURTEEN Design』でアドバイザリーを担当する肥野さんの率直な意見だ。竹林が担当していたマーケティング業務を継いだ「14TUBE」でもう一人のMCを担当する池田純から肥野さんは“竹林イズム”を感じるようにしていると言う。

無駄を削ぎ落としたポロは、名門コースをプレーするのにふさわしい。伸縮性に優れるテーパードパンツとともにスタイリッシュ。 
無駄を削ぎ落としたポロは、名門コースをプレーするのにふさわしい。伸縮性に優れるテーパードパンツとともにスタイリッシュ。 

「私が竹林から教わってきたことは・・・。基本、竹林隆光という人は仕事でもゴルフでも自らが部下に率先して“教える”ということをしませんでしたし、何かを強要したり説法しようとは絶対にしない人でした。私たちはそれがかえってプレッシャー(笑)。ただ、どんな行動をするか、どんなことを話すか、その一挙手一投足には必ずエッセンスがあり、私たちはそれを必死に感じて学んできました。その考え方の中で私たちがこれから先も永遠のテーマとするべきは、“フォーティーンらしさ”に固執してはいけないということです」(池田)

FLEX FITとのコラボキャップ。肥野が3年の活動でインスピレーションを受けた竹林イズムがデザインとして随所に生かされている。

 フォーティーンは紛れもなくゴルフギアメーカーである。しかし今季から新たに展開している『FOURTEEN Design』のプロダクトは、ギアメーカーらしくなく、そしてフォーティーンらしさをどこか逸脱した装いを持っている。
 「竹林は“常識を疑え”と、私たちスタッフには新たな挑戦をしてほしいと、唯一活動指針を説いていました。『FOURTEEN Design』はフォーティーンらしさを疑い、肥野さんを含めて竹林を知らない新世代(若いスタッフ)の意見を尊重し、今必要とされるニーズを創造していけるプロダクトであることを大切なテーマとしています」(池田)
 「竹林さんの設計図の筆跡や、クラシッククラブのデザインなど、私はファッションモデル目線で芸術性、そしてセンスの素晴らしさを感じています。新たなチャレンジの中にも“竹林イズム”を表現していければ嬉しいです」(肥野)

ゴルフメーカーらしくないプロダクトとしてTシャツを新展開。フォーティーンのポリシーがデザインに生かされている。流行のビッグシルエットでプライベートの着心地が抜群。
ゴルフメーカーらしくないプロダクトとしてTシャツを新展開。フォーティーンのポリシーがデザインに生かされている。流行のビッグシルエットでプライベートの着心地が抜群。

 池田は「FOURTEEN Design」を、フォーティーンの新たな価値観を創っていく足掛りにしたいと考えている。
 「一つのブランドをON(ゴルフ)、OFF(日常)でシームレスにしたい、という思いのもとTシャツを新展開しました。その企画に肥野さんの視点が加わるだけで、私たちクラブ屋の感覚では斬新なことだらけ。それを表現できる『FOURTEEN Design』を皮切りとし、これまでに触れ合えなかったゴルファーの皆様とのコミュニケーションの足掛りとしたい。フォーティーン=本格的であり、洗練感があり、面白さがある。そんな価値観を開拓していきたい」(池田)
 「新挑戦ができるのも、40年という歴史あるフォーティーンの実績、そして確固たる存在感や信頼感があってこそ。それらに敬意を忘れることがない意義ある活動をサポートしていきたいです。フォーティーンの新たな挑戦を応援していければ嬉しく思います」(肥野)