スピンウェッジの
新境地を探る
FR PROJECT
アベレージ久保
最先端のルール不適合ウェッジの
段違いなスピン力に驚愕編
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プロジェクトの名はF(フォーティーン)、R(リボルブ・回転)。
スピンウェッジの先駆・フォーティーンがさらに、
新境地のスピンウェッジを生み出すべくスタート。
今回は最先端の技術を駆使したルール不適合スピンウェッジを、
平均スコア90超、アベレージゴルファー久保が打つ。
※アベレージ久保とはフォーティーンスタッフ久保龍暉です
最先端ルール不適合ウェッジのテスト環境は、フォーティーン高崎本社14fieldのフィッティングルームを使用。まずはフラットな条件においてそのポテンシャルを測るために弾道計測器比較(GCクワッド)を行う。使用ボールは「PRO V1」、狙いは50ヤード。アベレージ久保をサポートするのは、ウェッジ開発担当の黒澤孝康だ。
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ルール適合と不適合、
同条件でスピン量が
1500回転も違った・・・
黒澤 アベレージ久保さんは、ルール不適合(角溝)ウェッジ自体を試すのは初めてだよね。
久保 はい、フォーティーンに入社した頃にはすでに新溝規制(2010年より)が施行されていました。そんなルールがあったことを感じさせないぐらい、フォーティーンのウェッジのスピン力は優れていると思います。
黒澤 その通り、ウェッジのスピンの要素は溝だけでない。あらゆる要素における精度を研ぎ澄ますことで、フォーティーンのウェッジはスピン量を高めてきたからね。
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久保 では今回、あえてルール不適合ウェッジを作ったのはなぜですか?
黒澤 それはルールを覆した性能値を、あえて体感するため。フォーティーンとしては約15年の時を超えて、現代の技術を駆使した角溝ウェッジを作って、ルール適合溝との違いを純粋に検証したかった。新たに見えてくるスピンウェッジの新境地も見えるかもしれない、という期待を込めた検証企画が「FR PROJECT」の目的です。
久保 “常識を疑え”、フォーティーンらしいプロジェクトですね。
黒澤 ではアベレージ久保さん、50ヤードの距離で打ち比べてください。
![ルール適合ウェッジ
精密スコアライン&鏡面ミーリングの「RMウェッジ」に搭載されている彫刻型ルール適合溝。](/img/article/img_271_f35bd7bd.jpeg)
![「慣れ親しんだフィーリングです」(久保)「約50ヤードで4000回転後半のスピン量は十二分にボールはグリーンで止まります」(黒澤)](/img/article/img_271_6fcdc82d.jpeg)
![ルール不適合FR1
鏡面ミーリングフェース、溝エッジ90度+幅広](/img/article/img_271_c212d305.jpeg)
![「あれっ!フェースへの乗り感が違います」(久保)「ルール適合溝に比べて700回転も一気に増える、角溝の威力は驚異的ですね」(黒澤)](/img/article/img_271_dd751a88.jpeg)
![ルール不適合FR2
鏡面ミーリングフェース、溝エッジ90度+幅広、フェース面レーザー](/img/article/img_271_caf058c7.jpeg)
![「明らかに出球が低いです!」(久保)「フェースにボールが食いついたスピンの効いたボールの打ち出しは低くなるんです」(黒澤)](/img/article/img_271_9b46ae9f.jpeg)
![ルール不適合FR3
鏡面ミーリングフェース、溝エッジ90度+幅広+刃溝、フェース面レーザー](/img/article/img_271_cd24de37.jpeg)
![「ボールのカバーが剥げるほど強烈な食いつきです」(久保)「エッジ処理をしていない刃溝状態だけに、触ると怪我をするほど強烈な溝です」(黒澤)](/img/article/img_271_890985d3.jpeg)
![](/img/article/img_271_26c36b50.jpeg)
久保 初めてルール不適合ウェッジを打ちましたが、明らかにスピン量やボールの飛び方、打感が異なることがわかりました。
黒澤 やはり溝がスピン量に影響を与えるのは明らかですよね。今から20数年前にフォーティーンは「MT-28」というモデルで、世の中に初めて角溝ウェッジを送り出した。その発想を生み出せたのは、まさにアベレージ久保さんのような一般的なアマチュアゴルファーにプロと同じようなスピンを打ってもらいたいという思いがあったからに他ならない。
久保 今回の検証で私が体感したスピン力の違いを、全てのゴルファーが体感したのだから、驚異以外ありませんよね。
![コース検証編へ続く](/img/article/img_271_efd4e3a3.jpeg)
黒澤 ただ本来ウェッジの溝の威力はオンコースでこそ発揮するものです。ラフなどボールとフェース面の間に芝(雨天時は水)が噛んだ悪条件でこそ、溝の真価が問われます。
久保 フォーティーンでもローハンデのスタッフのウェッジショットは、素晴らしく止まる。ひょっとして私に黙って不適合ウェッジを使っていた?
黒澤 いや、優れた技の賜物です。スピンショットはボールへのコンタクトの精度がものをいう。そんなプロや上級者と一般アベレージゴルファーで技術の差を生まないスピンウェッジこそが、フォーティーンが求めるパフォーマンス。このFR PROJECTの活動意義そのものです。
久保 納得! 私がプロのようなスピンショットを放てる夢のウェッジがFR PROJECTから生まれることが楽しみでなりません。