クラブは美しく
なければならない。

フォーティーンのクラブ開発において、
創業から守り続けているポリシーが
“クラブは美しくなければならない”ことだ。
その “美しさ”とはどんな“美しさ”なのだろうか。
ゴルフクラブの美しさとは
機能とフォルム・打感が一致していること、
そして製品精度に妥協せず
高品質を約束し続けること
かつてゴルフクラブがプロゴルファーや職人の感性でしか、評価・開発がなされない時代に、フォーティーンはヘッド性能を数値化(重心位置・慣性モーメントなど)させて、狙った性能を実現できるクラブ開発の礎を作り上げました。そのノウハウはスタンダードとなり、ドライバーからウェッジ、パターに至るまでパフォーマンスに必要とされるメカニズムが明確になり、定められたルールの中で各メーカーが機能追求に鎬を削る時代になりました。どのモデルも優れている中、ゴルファーに提案するべきは、さらなる付加価値をプラスさせることが、メーカーの価値観であるとフォーティーンは考えています。

フォーティーンがゴルファーに提供できる付加価値として大切にしているのが“クラブの美しさ”です。ゴルフクラブは工業製品であり、性能を主張するギミックが多くデザインされることが常ならば、“デザインこそ静かでありながら、優れた機能を確実に持っている”ことがフォーティーンの価値。シンプルなデザインだけに“難しい”と誤解を与えてしまうこともありますが、打てばそのイメージを払拭できる“やさしさ”を備えている。それが道具としての完成度の象徴であり驚きや感動を生む機能美でもあり、フォーティーンを選ぶユーザーの皆様に提案できる大切な価値であると考えます。

何よりゴルフクラブはスコアアップに貢献しなければならない大切な道具です。使い手は人でありゴルファーであり、その一人ひとりにはスキルを問わず、必ずボールをやさしく飛ばしたい、あるいは弾道を思いのままに飛ばしたい、というナイスショットに結びつけるための感性が例外なく存在しています。セットアップした時にその感覚を尊重する良質なイメージの構築に貢献できるフォルムであること。そしてナイスショットした時の快感だけでなく、ミスショットの原因までも確実にフィードバックできる良質な打感であることも大事。感覚的にもスコアアップに貢献できる要素を完璧に兼ね備えることも、フォーティーンが目指すクラブの美しさの本質だと言えます。

そしてフォーティーンが目指すクラブの“美しさ”は、検品精度なくして実現できないことを強調しておかなければなりません。ヘッドオフィスで検品作業を担当している品質管理課では、ライ角、ロフト角、表面の傷、溝の幅や深さ、塗装の状態など細部に至るまで製品精度の徹底はもちろんのこと、トップブレードのライン、ネック部の曲線、肉厚の歪み・不偏さを熟練した人の目で妥協せず判断していきます。言い換えれば、信頼できる品質管理課があるからこそ、開発課は製造的に精度を追求することが難しい形状に挑戦していけるのです。全ての製品に性能・高品質を約束することもフォーティーンの強みなのです。

「クラブは美しくなければならない」、
フォーティーンが創業からポリシーに掲げて、
守り続けている大切な開発指針です。