飛距離を落とさないために、 提案したい自宅トレーニング
ドラコン競技に挑戦する名物スタッフ、竹内佑太が自らもフォーティーンから学んだ知って納得のクラブ学を紹介していきます。
『フォーティーンの竹内佑太です。 このコーナーでは私がフォーティーンに入社して学んだ まさに知れば納得のゴルフクラブ学をご紹介していきます。』
飛距離を落とさないために、 提案したい自宅トレーニング
リアルゴルファーが開発に携わるフォーティーンでは、プレーヤーズテストの機会を持つことを大切にしています。
そんな活動の中・・・軽量化をパフォーマンスとする 開発中クラブを試していた最中、あることに気づきます。
軽量クラブの恩恵 そして負の恩恵・・・
軽量クラブというのは、時代を経て実現できた技術の進化の賜物です。ゴルフクラブだけに関わらず、PCやスマホなど、私たちが手にする様々な日常品は小型・軽量化したことで、快適な生活が送られているはずです。ゴルフクラブで言えば、重量級のスチールシャフトがドライバーに装着されていた時代はもはや昔の話。ヘッド、シャフトともにどんどん軽量化が進み、現代ではドライバーのヘッドは180g台、カーボンシャフトは40g台と超軽量クラブが当たり前にもなりました。軽量化はゴルフクラブの凄まじい進化であり、様々な重量帯がラインナップできるようになったことで、体力(年齢層)の差に関係なく、全てのゴルファーが最適なスペックを手にできる恩恵をもたらすことができました。
最新型ドライバーの場合
295g以下
ヘッド、シャフト、そしてグリップまでが軽量化された最新型ドライバーは、300gを切るのが当たり前。最軽量モデルでは270gにまで達し、パーシモンとの重量の差は100gにも達する。マイルドな打感を両立させている。
ただ・・・・。進化の賜物・軽量クラブの恩恵を授かり続けるというのは、負の恩恵が隣り合わせていることを、皆さんには知っていただきたいと今回は思うのです。私の先輩である池田(クラブ企画担当)は、積極的に開発中クラブのプレーヤーズテストを行います。日本アマに複数回出場の実績を持つシングルプレーヤーなので、見立ては確か。そんな池田が日々、顕著に感じていることがあります。
「軽量クラブは飛びに有利だが、 慣れ過ぎると確実に “スイング体力”が劣化する」
人間の感性は鋭く、順応力は凄まじいものがあります。開発中軽量クラブでのフィールドテストを重ねるにつれ、いつの間にかその軽量スペックにスイングがアジャスト。全力で振らずともスピードが出せる軽量クラブは自然と“スイング体力”を衰えさせ、池田は平均飛距離が約10ヤードも落ちるという実体験をしたと言います。(一般的にクラブを替えた時は飛んだけど、だんだん飛ばなくなった、という現象がこれに当たるかも知れません)
進化の賜物である最新軽量クラブとうまく付き合うためには、軽さという重量メリットへの自然順応による負の恩恵、“スイング体力”の衰えをいかに抑えるかが鍵。軽さを速さとしてフルに飛距離アップへと活かすためには、自らの鍛錬という努力が絶対に必要になるというわけです。
そんな訳で、重量級練習用クラブ「SwingThrough2.0」(スイングスルー)を作ってしまいました!重さは通常のアイアンより400グラムも重たい約810グラム(打つことも可能)、軽量クラブとは対極にある仕様となっています。重たいクラブを振るメリットは、スイングフォームにおける体全体に負荷がかけられること。手打ちというスイングのNGな動きを改善させながら、体全体で振れる感覚を養え(キープでき)、さらに筋力トレーニング効果でパワーアップ(ヘッドスピードアップ)を図ることができるのです。
長さが選べます。
37インチ=809.2g
28インチ=722.0g
ゴルフはスポーツです。
飛距離アップを実現させるには、道具の力はもちろんですが、自らの“スイング体力”を鍛錬、そして最低限維持する努力が必要です。
飛ばし屋で有名な女子プロは、重たい練習用バットを毎日100回素振りすることで平均250ヤード以上の境地にたどり着き、
平均飛距離トップ3の常連になったと言います。重量級練習用クラブ「SwingThrough2.0」を自宅で毎日50回素振りをしてみませんか。
とくに新型コロナウイルスによって在宅ワークがメインとなった方々は、この機会を前向きと捉え、飛距離アップを実現させましょう!