DJ-4 インプレッション
全てのゴルファーにとってアプローチショットはスコアメイクの生命線である。
『グリーンを外したショットのピンチをチャンスに変えられる』、
そんなスキルを全てのゴルファーは身につけておくべきなのだ。――― 取材協力=取手桜ヶ丘カントリークラブ
レッスン担当
吉田洋一郎 よしだひろいちろう、プロコーチ・スイング研究家。2019年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。アメリカTop50など80名もの著名インストラクターに直接メソッドを学び、レッスン資格20以上を取得するゴルフスイング研究家。
スピンショットに テクニックは必要ない
約30ヤードのアプローチショット。ピン手前にキャリーしたボールは、スピンでピタッと止まったナイスアプローチでした。とくだん、フェースを開いたり打ち方を工夫したりテクニックは使用していません。フェースをスクエアに構えて、シンプルに距離感だけをイメージしたショット。しかし何故、通常のアプローチショットでこれほどのスピンが効かせられるのか・・・。その答えは単純明快、フォーティーンから9月6日に発売される「DJ-4」が打たせてくれたスピンショットでした。
フォーティーン独自のルールギリギリ超高精度鍛造スコアライン
この光輝く溝をご覧いただきたい。超高精度のミラー鍛造で形にしたスコアラインです。この製法溝が何を意味するかというと、従来の彫刻溝では成し得なかったフェースの平面精度、そしてルールギリギリの断面積(溝)を確保できることで、スピンに必要とされるフェース面の要素を極限まで高められたこと。打った感覚ではフェースにボールが吸い付くような柔らかな手応えで、いいスピンショットをいとも簡単に打たせてくれるのです。さらに「DJ-4」独自のW逆テーパーブレードとキャビティ構造によるヘッド挙動は常に安定しており、まさにブレないインパクトもクオリティの高いスピンショットを実現させてくれるのでしょう。まさにアプローチレッスンを不必要にさせる、“コーチ泣かせ”の凄いウェッジです。
インパクトの強弱ではなくゾーン(ヘッド軌道)の中でシンプルにボールを捉えたい
「DJ-4」の魅力は、とにかくそのヘッドのポテンシャルにあります。まるでプロのテクニックが全て機能化されたような超パフォーマンスは、必ずや多くのプレーヤーのショートゲームの精度アップに貢献してくれます。「DJ-4」の機能を活かすために心がけたいのは、無理にインパクトの強弱で弾道操作をしないことです。フェースを開いてカットしたり、テクニックを使わずとも十分にスピンショットが打てるからです。理想的なのはゾーンの中でシンプルにボールをコンタクトしたいこと。緩やかなダウンブローのヘッド軌道上でボールを拾って運んでいくイメージで打つことで、アプローチショットがシンプルかつ、やさしくなるのです。
キャリーでピンを距離感にイメージして振り抜いていこう
バンカーでもインパクトの強弱でボールをコントロールする至難なショットスタイルは必要ありません。フェアウェイやラフ同様に、緩やかなゾーン(ヘッド軌道)の中でボールと砂を飛ばすようなイメージ、そしてヘッドスピードで距離感の強弱を結果にできるシンプルなショットを、「DJ-4」なら可能にさせてくれます。シンプルな形状ながら、いかなるショットにも順応する「DJ-4」のソールも秀逸。適度にバウンス効果が得られ、ヘッドの抜けを促進させてくれるため、ゾーン(ヘッド軌道)をイメージしやすくなるのだ。スピンが気持ちよく効いたショットが打てるため、ピンエリアをダイレクトに距離感としてイメージし、ボールを飛ばしていきましょう。
キャリーで距離感をイメージできるスピンウェッジ「DJ-4」
いいスピンショットがストレスなく打てるようになると、ウェッジの距離感がおおよそキャリーでイメージしていけるようになります。ランを必要以上に計算せずとも、シンプルにピンエリアをボールのランディングターゲットとして狙っていけるため、距離感がマッチさせやすいのです。
またテクニックを必要以上に要求せず、誰もがやさしくスピンショットを打つことができるのが「DJ-4」です。アプローチショットの一打にストレスフリーをもたらし、シンプルにボールを運ぶ、寄せることに専念できるため、自ずとスコアメイクに貢献してくれるでしょう。まさにアプローチレッスンが必要としない“コーチ泣かせ”のウェッジです。