2020/03/14

次世代型フォージドアイアン

次世代型フォージドアイアン

この2か月、メールマガジンのタイトルを飾ってきたニューアイアンがついにベールを脱いだ。

軟鉄鍛造単一素材で機能を追求し続けてきたフォーティーンが、満を持して送り出す複合型鍛造アイアン「IF-700フォージド」だ。

さらなるパフォーマンスを追求して踏み込んだフォージドアイアンのもう一つの手段「複合系」

これまで『フォージド』という名前が付く、フォーティーンのアイアン(中空のHI-540フォージド以外)は常に軟鉄鍛造・単一素材を貫いて機能追求してきた。が、飛び系アイアンが台頭し、時代がアイアンに求めるニーズである、さらなる「飛距離」、「高さ」を実現するためには、軟鉄鍛造・単一素材では限界に達していた。たとえ、それが実現できたとしても、アイアンとしての形状を大きく逸脱したものになってしまえば勝負にならないからだ。

“ゴルフクラブは美しくなければならない”。このフォーティーンのポリシーを貫きながら、機能をさらに高める手段は、もう一つのフォージドアイアンである複合系への着手することだ。複合系フォージドアイアンのメリットは単一素材よりも大きく重心の設計自由度が上がること、そして素材+構造のマッチングで生まれる付加機能で、よりパフォーマンスを洗練できることだ。まずは、その構造上メリットが最大限に発揮される、小ぶりな『7』シリーズでの開発に着手して生まれたのがニューモデル「IF-700フォージド」である。

「IF-700フォージド」は中空構造ながら、キャビティ構造をマッチングさせることでフェース高さを確保し、アイアンとしての形状の美しさを実現している。
「IF-700フォージド」は中空構造ながら、キャビティ構造をマッチングさせることでフェース高さを確保し、アイアンとしての形状の美しさを実現している。
@フォーティーン

「IF-700フォージド」は中空構造ながら、キャビティ構造をマッチングさせることでフェース高さを確保し、アイアンとしての形状の美しさを実現している。

辿り着いた答えは構造をマッチングさせることだ。フォーティーンが得意とする中空構造とキャビティ構造を絶妙に掛け合わせることで、オーソドックスで美しい形状を保つことに成功しながら、中空構造の最大メリットである飛距離性能(ボール初速の向上)とキャビティ構造の寛容性(ミスヒットへの強さ)を高次元で両立させることができたのだ。

次月で「IF-700フォージド」のインプレッションを担当する吉田洋一郎プロによる初見の印象は「ボール初速の速さと直進性の強さ、そして弾道の高さが凄いですね。弾き感がとても強いのにマイルドな打ち応えもいい。これまでの『7』シリーズのアイアンとは一線を画しています」と打ち応えを称してくれた。

「IF-700フォージド」の直進性に驚く吉田洋一郎プロ。「私も採用したい」とアイアンショットの高まりを予感していた。
「IF-700フォージド」の直進性に驚く吉田洋一郎プロ。「私も採用したい」とアイアンショットの高まりを予感していた。
@フォーティーン

「IF-700フォージド」の直進性に驚く吉田洋一郎プロ。「私も採用したい」とアイアンショットの高まりを予感していた。

 

フォーティーンが満を持してカタチにした「IF-700フォージド」は飛距離×寛容性×美しさの全てを兼ね備えることができた。その風貌は“らしさ”漂う正統派でありながら、これまでのアイアンラインナップとは異質な打ち応えとハイパフォーマンスを持つ。次月では吉田プロのインプレッションを交えながら、さらに「IF-700フォージド」のテクノロジーに踏み込んでいく。