トップアマに学ぶ ウェッジ選びの姿勢
ドラコン協議に挑戦する名物スタッフ、竹内佑太が自らもフォーティーンから学んだ知って納得のクラブ学を紹介していきます。
『フォーティーンの竹内佑太です。 このコーナーでは私がフォーティーンに入社して学んだ まさに知れば納得のゴルフクラブ学をご紹介していきます。』
トップアマに学ぶ ウェッジ選びの姿勢
競技ゴルフに取り組むトップアマチュアゴルファーは自分のゴルフを知り、自分に合った道具選びに妥協しません。今回は2人のトップアマのセッションからウェッジ選びの姿勢を学びます。新作「RM-4」の適切なスペック選びが見えてくるはずです。
取材協力=千葉カントリークラブ梅郷コース
※2人のアマチュアプレーヤーはボランティアで取材の協力を頂きました。
田代猛さん・左、1955年8月21日生まれ、東名厚木カントリークラブ所属。2015年東京シニアゴルフ選手権、2018年報知シニアアマゴルフ選手権に優勝。フォーティーンとの出会いは同クラブで競技をともにする広報担当・池田がきっかけ。「MT-28V2」より約15年超、愛用を続けている。
川崎邦朗さん・右、1972年12月25日生まれ、龍ヶ崎カントリー倶楽部所属。日本アマ、日本ミッドアマに複数回の出場経験を誇る関東エリアを代表するトップアマ。初代「MT-28」からフォーティーンプロダクトを約20年に渡って愛用を続けている。
ウェッジゲームを 有利にできる 最適なソールを選ぶ
川崎さん 新作「RM-4」がいよいよ登場しましたね。トゥヒール方向に厚みを変化させた新形状『ステップブレード』が搭載され、見た目にも斬新な「RM-4」ですが、やはりフォーティーンのウェッジは総じて綺麗ですね。
田代さん 我々、15年以上もフォーティーンのウェッジを使い続けると、それ以外は使えなくなってしまいましたね。「RM-4」は初見、少し大きめに見える形状ですが、フォーティーンらしい美しいフォルムは健在です。
川崎さん 「RM-4」を打った第一印象は打感がとても柔らかいこと。素材が軟鉄(S25C)になったことだけでなく、打ちたい打点にうまく重心があるイメージ。サンドウェッジ(56〜60度)はヒール側、ローロフトウェッジ(48〜54度)はトゥ側とうまくボリュームを『ステップブレード』で変化させていることが、ロフト毎で必要とされるショット用途で、うまく芯で打てることが、打感が柔らかいことに繋がっているのだと思います。
田代さん 打感の良さもさることながら、スピン性能がより洗練されてない?
川崎さん はい。56、58、60度は“より止まる”印象を受けました。フォーティーンのウェッジはもともとスピン性能が専売特許ですが、より洗練されている感じがあります。
田代さん 私はソール形状がよくなったことが、その一因だと思います。とくに三日月型の「H」ソールの切れ味が凄い。まるでボールを切るようにコンタクトできるから、スピンがよく入る。ピンの根元を狙っていく感覚で、ちょうどいいかもしれない。ラフからもフェースを開いて抜けがよく、意図した柔らかいボールが打ててボールを止められる、ボール操作に優れていて使い心地がいい。
川崎さん 同感です。私の場合、ハンドファーストが強めで上からクラブを入れていくタイプなので、バウンスが有効的に働きやすい「S」ソールがマッチしました。少々、アバウトにヘッドを入れても、ボールを安定して狙った位置に運んで止めることのできる、ソールの許容性を感じました。
田代さん 私たち競技者はどんなグリーンコンディションでも対応力が問われる。「RM-4」の安定したスピンショットは、距離感をコンディションに問わず、つくっていきやすい。
川崎さん ボリュームのあるラウンドソールの「S」、トゥヒール後方を三日月型にカットした「H」と、2つのソールからショットスタイルに応じた適切なタイプを選ぶことで、よりショートゲームに磨きをかけていける感じがしますね。
田代さん はい。昨今、ウェッジは多数ソールタイプがラインナップされているモデルもありソールのフィッティングの重要性が認知されつつありますが、「RM-4」は「S」、「H」と2つのソールで全てをカバーし、何よりわかりやすく選べるのがいい。ウェッジパフォーマンスの命とも言えるソールだけに、ご自分のショットスタイルにマッチした最適タイプを間違えずに選びたいですね。
Sソール
全体的にボリュームのあるソールで、ヘッド挙動が安定しやすい。「ハンドファースト強めで入射角が鋭いタイプの私に、バウンス効果が適切に得られました」(川崎さん)
Hソール
トゥヒール方向後方を大胆にカットしたソールは様々なテクニックに対応する。「フェースを開いてもバウンスの利き方が一定。切れ味のいいボールコンタクトができる」(田代さん)
「RM-4」のローロフトウェッジ(46〜54度)は、番手毎の最適スピン(重心)設計により、フルショット時でも“戻りすぎない”操作性に優れ、狙った距離感をつくりやすい。
最後に・・・
ウェッジ4本セッティングに挑戦!
アイアンのロフトがストロング化を辿る昨今、川崎さんはショートゲームの距離間で生じたギャップに悩み、ついにウェッジ4本のセッティングに挑むと言います。
「42度の9I、46度のPWに対し、これまで52度、58度の2本のウェッジでセッティングしていましたが、その番手距離間が20ヤードでは、中途半端な距離が残りやすくミスの原因を作り出してしまった。あまり使う機会のない5Wを外し、46度、50度、54度のローロフトウェッジを3本採用し、58度につなげる『RM-4』4本セッティングにし、距離間を10ヤードに詰めて、スコアメイクの要であるショートゲームを万全にします」。