2020/06/14

錆びたウェッジ 簡単お手入れ講座

簡単お手入れ講座

今回はフォーティーンにも沢山のお問い合わせをいただく
錆びたウェッジのお手入れ方法をご紹介します。
教えてくれたのは私の先輩、クラブ企画開発部の黒澤孝康さんです。

フォーティーン クラブ企画開発部 黒澤孝康さん
フォーティーン クラブ企画開発部 黒澤孝康さん

お近くのスーパーで 入手できるお手入れグッズ

―― かつて一世を風靡した「MT-28」がそうだったように、ノーメッキウェッジがとにかく流行りました。メッキ仕様が一般化された昨今の中、“ノーメッキの方がスピンに有利”と再注目され回帰傾向。フォーティーンでは「RMカスタムウェッジ」で、ノーメッキ対応をしていますが微細なぶん、とにかくお手入れが大変です。

黒澤さん  雨の日にプレーすると、凄まじい早さでヘッド全域に錆が回ってしまいますし、放っておくだけで湿気によって錆びてしまう。新品で買ったのに・・・一瞬で錆びれたウェッジの姿を見て愕然としてしまった経験を持つお客様は沢山いらっしゃいます。

―― 錆止めのメッキが施されていない、ノーメッキウェッジたる宿命ですからね・・・。

黒澤さん 案外、知られていないですが、スーパーや100円ショップなどで入手できる身近な日常品を用いて簡単に錆びウェッジを手入れする方法がありますので、今回竹内君のコーナーでご紹介させていただきます。

まずは
 お近くのスーパーや100円ショップで、

 たわしと除光液をご購入ください!

 ・たわしは一般的に食器を洗うナイロンたわしでOK、目がやや荒めものが強力です。
 ・目の細かいスチールウールたわしは黒染めウェッジの場合に活用します。
 ・除光液は表面の汚れを取るために使用します
まずは お近くのスーパーや100円ショップで、 たわしと除光液をご購入ください! ・たわしは一般的に食器を洗うナイロンたわしでOK、目がやや荒めものが強力です。 ・目の細かいスチールウールたわしは黒染めウェッジの場合に活用します。 ・除光液は表面の汚れを取るために使用します

1.ウェッジの汚れを取る

まずはウェッジ表面の汚れを取ります。亀の子たわしを使うと便利です。
まずはウェッジ表面の汚れを取ります。亀の子たわしを使うと便利です。
その後、ガーゼ生地やティッシュなどに除光液を含ませ、表面を入念に拭き取ります。
その後、ガーゼ生地やティッシュなどに除光液を含ませ、表面を入念に拭き取ります。

2.ナイロンたわしで錆を落とす

ナイロンたわしを適度な大きさにカットします。
ナイロンたわしを適度な大きさにカットします。
※注意:錆を擦り落とす方向
ウェッジに表面には、小傷が目立ちにくくするために、ヘアライン加工が施されています。その目に沿って錆を擦り落としていきましょう。

ソール面・バックフェース部はトゥヒール方向に
※注意:錆を擦り落とす方向 ウェッジに表面には、小傷が目立ちにくくするために、ヘアライン加工が施されています。その目に沿って錆を擦り落としていきましょう。 ソール面・バックフェース部はトゥヒール方向に
※注意:リーディングエッジに向けて力をかけ擦り落とす

フェース面はスコアラインに対して垂直方向に

スコアラインのスピン性能は主に上側のエッジがその役目を担うため、たわしで擦る際にはノコギリと逆の要領で、下側に押し出す時のみ力をかけるようにしましょう。
※注意:リーディングエッジに向けて力をかけ擦り落とす フェース面はスコアラインに対して垂直方向に スコアラインのスピン性能は主に上側のエッジがその役目を担うため、たわしで擦る際にはノコギリと逆の要領で、下側に押し出す時のみ力をかけるようにしましょう。
※注意:ホーゼル部はテープで保護しましょう。

ネック部は外周方向に
※注意:ホーゼル部はテープで保護しましょう。 ネック部は外周方向に

3.錆を擦り落した後、除光液で拭き取れば・・・ 完成!

汚れの度合いにもよりますが、約30分もあれば、錆びていたウェッジが生まれ変わります。ぜひノーメッキウェッジをお使いの皆様は、挑戦してみてください。
汚れの度合いにもよりますが、約30分もあれば、錆びていたウェッジが生まれ変わります。ぜひノーメッキウェッジをお使いの皆様は、挑戦してみてください。

Before・・・

After!

防錆潤滑剤で仕上げ

仕上げに錆取りでお馴染みの“アイテム”を、ウェッジ表面に馴染ませるようにコーティングするのが長持ちさせるコツです、防錆に貢献してくれる場合があります。

※防錆潤滑剤などのアイテムによる油膜が形成されますので、拭き上げの際は、特にフェース面など、カラ拭きを十分に行ってからご使用ください。
仕上げに錆取りでお馴染みの“アイテム”を、ウェッジ表面に馴染ませるようにコーティングするのが長持ちさせるコツです、防錆に貢献してくれる場合があります。 ※防錆潤滑剤などのアイテムによる油膜が形成されますので、拭き上げの際は、特にフェース面など、カラ拭きを十分に行ってからご使用ください。