40周年目の
フォーティーンを
少しだけ
お話させてください
日頃からフォーティーンをご愛顧いただき、ありがとうございます。
私が代表取締役に就任したのは今から3年前、
フォーティーンは様々な転換期にありました。
当時、目指したのは私たちが進む方向を共有すること。
ファンの皆様を裏切らないため、私たちの存在意義の追求でした。
代表取締役
安恒 聡
社員一人ひとりが
自分の役目を全うするために
フォーティーンは今年で創立40周年を迎えました。クラブ設計家・竹林隆光さんのもと、元々はメーカーのOEM設計会社としてスタートしましたが、今では自社ブランドを持ち、多くのゴルファーをサポートするメーカーにまで成長することができました。かつて設計手法としていたCADが一般化し、OEM設計会社としての役目を終え、存亡をかけた自社ブランド展開は、時代が必要とするニーズをいち早く感じ取り、他には真似できなかった新発想のプロダクトで多くゴルファーの支持を獲得。竹林さんの指揮により、「MT-28」をはじめとするヒット商品を生み出してきました。また竹林さんはクラブ設計家という顔で、今ではクラブ設計に欠かせない重心理論をゴルフクラブに取り入れた第一人者としてゴルフメディアにも頻繁に登場。クラブ論を展開するかたわらで、フォーティーンの広報活動を積極的に行ってきました。それはメーカーとしての信頼となり、製品力とともにその存在感を確固たるものにできました。
しかし、竹林さんは2013年に逝去され、ブランドの象徴が突如にいなくなってしまいました。そして各部署の歯車が少しずつ狂い始めていたのは事実。私がフォーティーンの社長に就いた3年前はある意味、迷宮に入り込んでいたと感じています。
ゴルフメーカーのノウハウを持たない私が舵を取るべきは、社員の意見を尊重し、同じ方向へ向かうことでした。竹林さんの意思は継ぎながらも、その文化に頼りっぱなしでは前に進めない。それぞれのセクションで実行すべきことを明確にし、社員一人ひとりがフォーティーンに全うできる環境づくりを徹底しました。その成果として昨秋に発売した「TB-5フォージド」が多くの支持を得ることができ、この成功体験が社員たちの自信となりました。
私たちは改めて竹林イズムの本質を継承しながら、歩むべき道をより明確にし、これからも新たなフォーティーンの存在価値を創造してまいります。
フォーティーンの存在意義は
アマチュアゴルファーに
一番近いメーカーでいること
さてフォーティーンというメーカーがどういうメーカーか、改めて私たちがテーマとするものづくりは何なのかを皆様に知っていただければ嬉しく思います。
フォーティーンというメーカーは約20年前に「MT-28」がブレイクし、以降長い間、日米でプロツアーサポートを行ってきました。その活動はフォーティーンのプロダクトが、プロや上級者向けというメーカー色を作りました。ただ、私たちが目指す本質はそこではありません。
“道具にできることは道具ですませる”
“今まで打てなかったショットが打てるようになる”
フォーティーンに受け継がれる企業理念の本質は、プロゴルファーよりも技術や体力が劣るアマチュアゴルファーがより楽しく、より良いスコアが出せるゴルフクラブを作り続けることなのです。
“ゴルファーとともに
歩んでいきたい”
フォーティーンを成長させてくれるのは、アマチュアゴルファーの願望そのものであり、その数だけ課題があります。この課題を解決するために私たちフォーティーンはこれからも邁進してまいります。40周年目を歩んでいくこれからのフォーティーンにご期待ください。