2021/09/14

従来の常識が
通じない!?

ギア有識者
鹿又芳典さんも驚愕する
「DX-001」、
軽さの超ポテンシャル

ゴルフネットワーク“ギアMAX”(現在放映中)で「CT-518」を
絶賛してくれた鹿又芳典さんに最新「DX-001」の試打を依頼。
体感した“加速の進化”をレポートしていただきました。

取材協力=ハンズゴルフ都筑

鹿又芳典
かのまたよしのり、多くのゴルフメディアでギア解説を行う第一人者。
鹿又芳典 かのまたよしのり、多くのゴルフメディアでギア解説を行う第一人者。
ゴルファーのポテンシャルを
限界まで引き出せる性能
ゴルファーのポテンシャルを 限界まで引き出せる性能

 新作「DX-001」、事前情報を全く入れずに試した初見印象は、圧倒的に“振りやすい”ということでした。シャフトは“長め”(46.75インチを試打)で、フォーティーンらしい長尺スペックであることはすぐに理解できましたが、恐ろしく振りやすかったのが新感覚。私自身、長尺ドライバーはそれほど得意としませんが、1発目から芯でミートできたのは、明らかに今までにない新しさがあると感じました。

 この工夫がどうやって成されているのか? 答えを聞くと納得。約180グラムという超軽量ヘッドの軽さが加速に繋がったことが、振りやすさに感じていたのです。正直ここまでの軽量ヘッドをあまり試す機会がないのですが、断言できるのはとにかく長尺ドライバーにとって有利である、ということです。
 
 昨今、PGAをはじめ日本の男子ツアーではドライバーの長尺化が進んでいます。それは選手が振りやすいと感じるヘッドとシャフトのマッチングが最大の肝になるのですが、「DX-001」は、その条件の全てを実現しているドライバーだと感じました。

ヘッドスピード40m/sの私が、最大44m/sまで加速できました。1m/s=9ヤードのアップと言われている飛距離、その物理的優位性は確かです。
ヘッドスピード40m/sの私が、最大44m/sまで加速できました。1m/s=9ヤードのアップと言われている飛距離、その物理的優位性は確かです。

 さらに私が驚いたのは、そのヘッド重心値です。「DX-001」の重心距離は45ミリ超と聞きましたが、その数値から一般的にイメージするヘッド挙動の鈍感さを全く感じない。もちろん数値が全てではありませんが、数値は機能を見定める目安であり、何よりフォーティーンさんが機能を数値化したパイオニア。45ミリという長い重心距離は、振り遅れを助長しそうな数値なのですが、「DX-001」のそれを一切感じさせない。むしろ加速感が圧倒的に勝って、つかまりがとてもいい。圧倒的ヘッド重量の軽さは重心概念の常識までも覆してしまう凄みを感じました。

ヘッドスピードが速い
アスリートにも順応する
加速の汎用性

 さらに一般的な常識論で話しますと、軽量帯ヘッドはヘッドスピード40m/sまで、つまり一般的から遅めのプレーヤー向けのモデルに活用されることが多かったことです。ただ「DX-001」がこれまでの軽量帯ヘッドと一線を画すのは、7度±1度のローロフト仕様「LT」ヘッドをラインナップして、全領域のヘッドスピードに対応したこと。今回は嶺岸政秀プロに「LT」ヘッドを47.75インチでテストしてもらいました。

「素晴らしい加速性です。47.75インチという長さを感じさせない振りやすさ、また長尺でもスピン量が増えないのは驚きです」(嶺岸プロ)。
「素晴らしい加速性です。47.75インチという長さを感じさせない振りやすさ、また長尺でもスピン量が増えないのは驚きです」(嶺岸プロ)。

 HT(10.5度±1度)、LT(7度±1度)という2つのヘッドの幅広いロフトバリエーションから最適なロフト角を選ぶことで、アスリートの嶺岸プロでも見事に「DX-001」の加速のポテンシャルは発揮されることは明確です。シャフトはオリジナルの50グラム台「FT-50d」、50m/sのヘッドスピードにも見事に対応できる剛性感も注目です。

「47.75インチでも振り遅れないのは、軽量ヘッドとシャフトの加速性のマッチングがいいことですね。長尺設定ならば、フォーティーンのオリジナルシャフトがベストだと感じます」(嶺岸プロ)
「47.75インチでも振り遅れないのは、軽量ヘッドとシャフトの加速性のマッチングがいいことですね。長尺設定ならば、フォーティーンのオリジナルシャフトがベストだと感じます」(嶺岸プロ)

 「DX-001」はヘッド後方のウェイトをチェンジして、振りやすさを調整することも可能。ヘッドスピードの速い嶺岸プロには、やや重めのウェイトに調整し、クラブの出力をマックスまで迫ると、エネルギー効率が上がるためスマッシュ(ミート率)が向上。しかしヘッドスピードがやや遅くなる分、飛距離は若干劣る結果に。軽量ヘッドのスピードアップはスマッシュというエネルギー効率以上に飛距離に有利であることが実証できたのも興味深い事実でした。
 「DX-001」はヘッド後方のウェイトをチェンジして、振りやすさを調整することも可能。ヘッドスピードの速い嶺岸プロには、やや重めのウェイトに調整し、クラブの出力をマックスまで迫ると、エネルギー効率が上がるためスマッシュ(ミート率)が向上。しかしヘッドスピードがやや遅くなる分、飛距離は若干劣る結果に。軽量ヘッドのスピードアップはスマッシュというエネルギー効率以上に飛距離に有利であることが実証できたのも興味深い事実でした。
 「DX-001」はこれまでのクラブの常識を覆す飛距離のポテンシャルがあります。このクラブのターゲットとなるゴルファーは全てであること。ロフト、長さなど最適スペックを選ぶこと飛距離のポテンシャルを限界まで引き出すことが可能です。現実的な飛距離アップに加速が何より有利であることは確か、長尺のフォーティーンが導き出した至極真っ当な答えを「DX-001」の超軽量ヘッドから感じることができました。
 「DX-001」はこれまでのクラブの常識を覆す飛距離のポテンシャルがあります。このクラブのターゲットとなるゴルファーは全てであること。ロフト、長さなど最適スペックを選ぶこと飛距離のポテンシャルを限界まで引き出すことが可能です。現実的な飛距離アップに加速が何より有利であることは確か、長尺のフォーティーンが導き出した至極真っ当な答えを「DX-001」の超軽量ヘッドから感じることができました。