従来の常識が
通じない!?
ギア有識者
鹿又芳典さんも驚愕する
「DX-001」、
軽さの超ポテンシャル
ゴルフネットワーク“ギアMAX”(現在放映中)で「CT-518」を
絶賛してくれた鹿又芳典さんに最新「DX-001」の試打を依頼。
体感した“加速の進化”をレポートしていただきました。
取材協力=ハンズゴルフ都筑
新作「DX-001」、事前情報を全く入れずに試した初見印象は、圧倒的に“振りやすい”ということでした。シャフトは“長め”(46.75インチを試打)で、フォーティーンらしい長尺スペックであることはすぐに理解できましたが、恐ろしく振りやすかったのが新感覚。私自身、長尺ドライバーはそれほど得意としませんが、1発目から芯でミートできたのは、明らかに今までにない新しさがあると感じました。
この工夫がどうやって成されているのか? 答えを聞くと納得。約180グラムという超軽量ヘッドの軽さが加速に繋がったことが、振りやすさに感じていたのです。正直ここまでの軽量ヘッドをあまり試す機会がないのですが、断言できるのはとにかく長尺ドライバーにとって有利である、ということです。
昨今、PGAをはじめ日本の男子ツアーではドライバーの長尺化が進んでいます。それは選手が振りやすいと感じるヘッドとシャフトのマッチングが最大の肝になるのですが、「DX-001」は、その条件の全てを実現しているドライバーだと感じました。
さらに私が驚いたのは、そのヘッド重心値です。「DX-001」の重心距離は45ミリ超と聞きましたが、その数値から一般的にイメージするヘッド挙動の鈍感さを全く感じない。もちろん数値が全てではありませんが、数値は機能を見定める目安であり、何よりフォーティーンさんが機能を数値化したパイオニア。45ミリという長い重心距離は、振り遅れを助長しそうな数値なのですが、「DX-001」のそれを一切感じさせない。むしろ加速感が圧倒的に勝って、つかまりがとてもいい。圧倒的ヘッド重量の軽さは重心概念の常識までも覆してしまう凄みを感じました。
ヘッドスピードが速い
アスリートにも順応する
加速の汎用性
さらに一般的な常識論で話しますと、軽量帯ヘッドはヘッドスピード40m/sまで、つまり一般的から遅めのプレーヤー向けのモデルに活用されることが多かったことです。ただ「DX-001」がこれまでの軽量帯ヘッドと一線を画すのは、7度±1度のローロフト仕様「LT」ヘッドをラインナップして、全領域のヘッドスピードに対応したこと。今回は嶺岸政秀プロに「LT」ヘッドを47.75インチでテストしてもらいました。
HT(10.5度±1度)、LT(7度±1度)という2つのヘッドの幅広いロフトバリエーションから最適なロフト角を選ぶことで、アスリートの嶺岸プロでも見事に「DX-001」の加速のポテンシャルは発揮されることは明確です。シャフトはオリジナルの50グラム台「FT-50d」、50m/sのヘッドスピードにも見事に対応できる剛性感も注目です。