至極真っ当な
芝上からの実戦力が
優秀すぎる!
ギア有識者鹿又芳典さんが「FX-001&002」を体感レポート
「DX-001」を常識が通用しない!と称してくれた鹿又芳典さんが、
引き続き「FX-001&002」をインプレッション。
それぞれのモデルが発信する『選び方』をレポート、
フォーティーンの芝上からの実戦力をご覧ください。
取材協力=ハンズゴルフ都築
芝上からの最大飛距離を
見極めたい「FX-001」
皆さんはフェアウェイウッドのセッティング、とくに3Wの起用について意味を考えたことがありますか。3W(ロフト15度以下)というクラブでは、多くのゴルファーがその本来の機能を出しきれていない場合があります・・・。
結局何が言いたいか、というと3Wで芝上から最大飛距離を出すためには、弾道の高さが必要となり、ロフト毎に高さを出すためのヘッドスピードが必要になるということ。多くのアマチュアゴルファーにとって、その条件を満たすためには、芝上から最大飛距離が出せるロフトをもっと吟味する必要があるというわけです。
15度、17.5度ともに43.5インチと同じ長さでの展開は、ベストなロフト(高さ)を選び、最大飛距離の1本を選んで欲しいというフォーティーンのメッセージです。
「FX-001」が他にない優秀なプロダクトであることは、3Wや5Wという概念を失くしたことにあります。ロフト角は15度、17.5度の2タイプを同シャフト長さで展開、ゴルファーが番手の概念にこだわらず高さを優先して最大飛距離を出せる本当に必要な1本を選んで欲しい、という至極真っ当なメッセージが込められています。実際、私の場合(ドライバーのヘッドスピード41m/s)は両ロフトでキャリーに大差が生まれなかった分、やさしく高さが出していける17.5インチがベストだと感じました。
ヘッドスピードの速いアスリートは15度、17.5度で飛距離の差が確実に生まれてくるため、ロフトに応じたスピードが発揮できるシャフト長さのカスタマイズも可能。「ボール初速がとても速く、超高弾道が打てるため、グリーンにしっかり止めていけるのが魅力的」(嶺岸政秀プロ)
ヘッド構造は飛び系FWの主流になりつつある、チタン+タングステン合金を組み合わせた低重心構造。他モデルと異なるのは同Gelong Dシリーズのドライバー「DX-001」の流れを汲んだ軽量ヘッドに、少し長めの43.5インチシャフトとのマッチングで、一般的なアマチュアゴルファーに高弾道をもたらすスピードスペックとなっていること。「FX-001」はあくまでアマチュアゴルファーが芝上の最大飛距離のベストなカタチを目指したフェアウェイウッドと言えるのです。
ラインが出せる
ショートウッド「FX-002」
そして私が優秀だな、と感じたのはショートウッド「FX-002」です。ショートウッドというロフト20度以上のフェアウェイウッドは、多くのゴルファーにとって、高さがやさしく出せる優秀なカテゴリであるのは間違いありませんが、その弱点と言えるのが“形状”。フェアウェイウッドという形状特性のままロフトが増えていくと、どうしてもフェースプログレッションが大きくなり、いわゆる出っ歯形状が強調されて“構えにくさ”が付きまとってしまうデメリットがあることです。
ゴルファーがショートウッドに抱くデメリットな心理を、見事に解消してくれたのが「FX-002」。ネック形状にユーティリティのようにセミグースをうまく融合させたことで、フェース面がスクエアに意識することができ、ラインが出しやすいイメージを形状から抱けるようになりました。ショートウッドの弾道高さでラインを出していけるパフォーマンスは、グリーンをキャッチできる確率アップに必ず貢献できるはずです。
ベストな高弾道が
セッティングできる
GelongDシリーズが完成
ゴルフにおけるショットパフォーマンスは、番手毎に必要な最大飛距離を実現するための弾道高さが必要となります。それはゴルファー個々、体力(ヘッドスピード)によってベストなセッティングが必ず異って当然。「Gelong D」シリーズはドライバーからアイアンまで、ベストな高さで最大飛距離が実現できる意味あるセッティングのカスタマイズが可能。とくにロフト角20度以上のエリアではショートウッド「FX-002」、ユーティリティ「UX-001」、中空アイアン「IX-001」から、ベストな高さや使い勝手が選べる充実したカテゴリが魅力的です。
全てのゴルファーに“ベストな14本を提供したい”、フォーティーンがずっと目指してきた想いをこのシリーズから感じることができました。
また15度、17.5度から芝上からの最大飛距離を1本に絞れたら、ウェッジを1本増やすことができる、などとセッティングの進化も見えてくる。ベストな高弾道がセッティングできる・・・。