飛びの追求、
GelongDアイアンの
第2弾は・・・
飛びの優位性で
スコアメイクを
より有利に。
10月14日より飛びの追求「GelongD」シリーズより、
アイアンの第2弾モデル「IX-002」が発売。
ニューモデルに搭載された新技術の全てを
開発部・戸丸崇さんに聞きました。
取材・文=ゴルフメディア編集部
飛距離、寛容性、美しさ、
“飛び系アイアンの究極”に
挑戦した「IX-002」
「GelongD IX-002」開発担当者・戸丸崇
――まず戸丸さんにお聞きしたいのは、新モデルのターゲットプレーヤー。フォーティーンといえばプロダクト毎に必ずターゲットプレーヤーがいます。「IX-001」は競技系シニアプレーヤー、では「IX-002」はどんなゴルファーですか。
ターゲットプレーヤーは競技に挑戦するスタッフの三好海土さん。
戸丸 「IX-002」も「IX-001」同様にアマチュアゴルファーをターゲットにしています。そのプレーヤーは実際に「IX-001」を使用し、アイアンの飛距離や寛容性の優位性をリアルに体感したプレーヤー。群馬県アマチュア選手権や公式YouTubeチャンネル内で挑戦している日本スクランブルゴルフ選手権など、社内でも積極的に競技に参加している三好(三好海土さん)がターゲットになっています。フォーティーンは日本アマ出場経験のあるトップアマから、私のような90切りを目指すエンジョイ系ゴルファーまで、様々なゴルファーたちが揃っていますので、プロダクト企画においての着眼点には事欠かきません。(三好さんの使用感は記事にて掲載)
――「IX-002」の資料を見せていただくとヘッド構造は、「IF-700 FORGED」で初採用された『ハイパーキャビティ構造』になっているようですね。
フェース厚1.8㎜にまで極薄にした、NEWハイパーeメタルフェースを調角可能なS25C軟鉄鍛造ボディにプラズマ溶接。フェース中空部にコネクティッドコアを充填させることにより、高初速とマイルドな打球感を両立させている。
戸丸 フォーティーンが開発した複合型ヘッド構造『ハイパーキャビティ構造』の優位性は、キャビティ構造の寛容性と中空構造の反発力を兼ね合わせられること、そしてシャープな形状ながら性能を搭載できることです。同構造の「IF-700 FORGED」から進化させたのはフェースの肉厚をより薄肉化させて、より飛距離性能に特化させたこと。フェースの最大肉厚部が0.5ミリも薄くなったフォーティーン史上最高の極薄肉フェースは1.8ミリの均一フェースで、スコアライン部では1.6ミリという脅威の薄さを実現させています。
――フェースを薄肉化させることで、どんなパフォーマンスが期待できるのでしょうか。
戸丸 極薄化されたフェースはインパクトの瞬間に大きく撓み、ボールの変形量を少なくさせる効果が発生し、ボール初速のアップに貢献します。アイアンのボール初速アップはインパクトロフト角から打ち出される弾道に直進力を与えるため、弾道の最高到達点を高める効果を生みます。
番手以上の高弾道が機能化されているので、しっかり落下角度が確保されて、グリーンの狙ったエリアにしっかりボールを止めることが可能です。スコアメイクに大いに貢献します。
――初速に優れるディスタンスボールは、ボールが潰れ過ぎず打ち出し角が高くなることでキャリーアップできる特徴を持っていますが、その飛距離アップの原理と同じパフォーマンスをクラブが実現させているのですね。
戸丸 その通りです。ストロングロフトかつ飛び系アイアンでありながら、ロフト設定のデメリットを払拭させる高弾道を実現したのが「IX-002」なのです。そして「IX-002」がアイアンセッティングとして拘っているのはロフト角の設定です。
一般的な飛び系アイアンは主にミドル番手で飛距離に優れるロフト角設定にありながら、ショート番手になるにつれてロフトピッチが大きくなる傾向にあり、“ショートアイアンが思ったように飛ばない”という現象に、多くのゴルファーが困惑していることがわかっています。「IX-002」はロフトピッチを均一にしてショートアイアンの飛距離を確保。アイアンセッティングで大切な『飛距離の階段』を確実にさせているのです。
#6/23度、#7/26度、#8/30度、#9/34度、P/38度、P/A/42度と、ロフトピッチを均一に設定し、アイアンセットに必要な『飛距離の階段』を確実にしている。
――9番、PW、P/Aの3本セット。アイアンセットとして本数が少なく思いますが、いかがでしょうか。
戸丸 フォーティーンはベストな『コンボセッティング』を推奨しています。気をつけたいのはロフト30度が“打ちやすさの境界線”にあるため、全てのゴルファーを同一形状のモデルでカバーすることは無理なこと。「GelongD」シリーズでは、ユーティリティの「UX-001」が30度までラインナップされているため、ボールの上がりやすさ、弾道の高さが確保できる理想的なモデルをゴルファー毎で自在に組み込んでいただきたい。
自在にコンボセッティングを実現させることができるのがフォーティーンの強みです。
シャープだが若干のオフセットを持たせて、ボールのつかまりやすさを違和感なく機能化している。
――競技者が好むようなシャープで美しい形状、この中に飛距離、寛容性の全てが搭載されているのが「IX-002」なのですね。
戸丸 クラブは美しくなければならない、それがフォーティーンの約束事です。「IX-002」は競技者や上級者が好むような形状に仕上がっていますが、ほんの少しオフセット(グース)を持たせているため、シャープな形状のイメージよりもボールが自然とつかまえられるのが機能的特徴。ターゲットプレーヤーである競技者はもちろん、アイアンショットの飛びの優位性が多くのゴルファーのプレーシーンで、スコアメイクに貢献できるのが「IX-002」なのです。