2025/03/14

フォーティーンの哲学
〈新作FR-5編〉

「MT-28」(2002年)が切り開いた今もなお続くスピンウェッジ時代、
フォーティーンはアマチュアゴルファーが求める新たなスタンダード、新製品「FR-5」を5月中旬に発売する。
メッセージは・・・当たり前にお使いのプロモデル、皆さんのプレーにおいて難しいと感じたことはありませんか?

数々の競技経験者が
実戦で心から欲しいと感じた
シンプルに狙えるウェッジ

フォーティーンのプロダクトには、必ず一人のターゲットプレーヤーが存在する。クラブ開発において指針を明確にして機能を特化させていくためだ。そしてそのターゲットプレーヤーは例外なくアマチュアゴルファーであることがマスト。上級者であろうが、初心者であろうが、スキルに応じたサポート機能を追求することが、クラブの進化に直結しているからだ。
新製品「FR-5」をご紹介する上で、振り返らなければならない製品が2022年に発売された「RM-α」だ。

「RM-α」は“シングルゴルファーを目指すためのウェッジ”として発売された。いわゆるツアープレーヤーが使用するプロモデルの機能性に、アバウトに打てる寛容性が追加された。そのニーズの源となったのは、日本アマなど多くのアマチュア競技経験を持つ池田純(企画部)が実戦で感じていたショートゲームのプレッシャーだった。
 「普段のプレーなら難なくクリアできるようなアプローチでも、プレッシャーがかかる場面での1打はそうはいかない。当時私が使っていたプロモデルウェッジは機能がシビアだからこそ、若干のミスが結果に現れやすい。難なく寄せられるやさしいウェッジがあったらな、と痛感した経験が多くありました」(池田)

フォーティーンでいうプロモデルとは「MT-28」、「RM」と経て、今では「FRZ」がその役目を担う。ちなみにウェッジを発売する各社のメインモデルは、それらプロモデルにあたる。ツアープレーヤーに多く支持されるそれらプロモデルのシビアさは
テクニックに秀でた確かな技術があるからこそ実戦で発揮できるパフォーマンスに秀でているのは確かだ。ただ池田のようなトップアマであってもプロとのウェッジワークのスキル差は確実にあり、少しのミスが大事な1打で納得いかない結果に結びつくケースは多々ある。

「FR-5」は「RM-α」の後継モデルにあたる。
「FR-5」は「RM-α」の後継モデルにあたる。

「ウェッジの性能の要はソールです。あらゆるライにおいてソールに、ほどいいサポート能力があるのが多くのアマチュアゴルファーにとって、“やさしい”と感じるはず。“やさしい”と自信が持てるウェッジは、自ずと距離感もよくなって、より狙う、寄せる感覚が研ぎ澄まされてくるもの。プレッシャーのかかった場面で何よりの強みになるはずです」。
 プロモデルの「FRZ」、とことんやさしさの「DJ-6」、そしてそのど真ん中に当たるモデルが新作「FR-5」。ウェッジのフォーティーンが掲げる新たな”スタンダード”に注目していただきたい。