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RM-4 開発ストーリー “THE ALL NEW.”
フォーティーン開発部 課長 鈴木浩之
RM-4 デザインストーリー “既存を覆せ”
フォーティーンゴルフクラブ専属デザイナー 手島彰 Teshima Design Studio SUBARU・初代IMPREZAのデザインを手がけ、PLUSにて家具のデザイン・企画開発を経て、 テシマデザインスタジオを設立。自動車関連、アイウエア、生活用品、 医療機器など工業デザインを軸にブランディングまで、デザインの対象は多岐にわたる。
錆びたウェッジ 簡単お手入れ講座
[[――]] かつて一世を風靡した「MT-28」がそうだったように、ノーメッキウェッジがとにかく流行りました。メッキ仕様が一般化された昨今の中、“ノーメッキの方がスピンに有利”と再注目され回帰傾向。フォーティーンでは「RMカスタムウェッジ」で、ノーメッキ対応をしていますが微細なぶん、とにかくお手入れが大変です。 [[黒澤さん]] 雨の日にプレーすると、凄まじい早さでヘッド全域に錆が回ってしまいますし、放っておくだけで湿気によって錆びてしまう。新品で買ったのに・・・一瞬で錆びれたウェッジの姿を見て愕然としてしまった経験を持つお客様は沢山いらっしゃいます。 [[――]] 錆止めのメッキが施されていない、ノーメッキウェッジたる宿命ですからね・・・。 [[黒澤さん]] 案外、知られていないですが、スーパーや100円ショップなどで入手できる身近な日常品を用いて簡単に錆びウェッジを手入れする方法がありますので、今回竹内君のコーナーでご紹介させていただきます。
-Progress-“とある”プロダクトの発想から製品化までのプロセスを追いかける 3
さて第3回だが、CAD回で性能値と形状のマッチングを施し、完成したプロトタイプ2号のヒューマンテストだ。ターゲットプレーヤーはもちろん、多くのゴルファーのインプレッションを基にさらに機能をブラッシュアップしていくのである。今回は私もヒューマンテストの一員として加えてもらう機会を得たのでレポートしたい。
-Progress-“とある”プロダクトの発想から製品化までのプロセスを追いかける 2
-Progress-“とある”プロダクトの発想から製品化までのプロセスを追いかける 1
ゴルフは『メンタルのスポーツ』と言われるとおり、プレーヤーの気持ちがパフォーマンスに反映される場合が大いにある。だから苦手意識という思考そのものがナイスショットの天敵でしかない。しかし、いくらゴルフ経験に長けた熟練者であっても、多くのラウンドで培ってしまった失敗経験値によって、苦手意識を持ってしまうのはしょうがないことだ。その多くが手先でも自由がきくウェッジやパッティングなど小さな動作が不自由になってしまいがちである。不自由になったそれらはタチが悪い。失敗を恐れ、手が思うように動かなってしまうイップスまでなりかねない。笑えない現実まである。 ウェッジメーカーとして信頼されるフォーティーンでは、ウェッジショットのダフリによるイップス気味な苦手意識克服を効果的に促すことができるプロダクトを常に思い描いていた。傾向としてダフリを過度に恐れるプレーヤーは、意図的になくミスを避ける構え方をしてしまう。それはボールを過度に右足よりに構えること(右スイングの場合)。ボールへのコンタクトより先にヘッドが芝に触れることを嫌い(ダフリをイメージ)、急激な入射角度でボールを上から叩きつけていきたい意思がそうさせているのである。
DJ-4 テクノロジーコラム
「DJ-4」のヘッドを手にとれば、スコアラインが光っていることがわかる。フォーティーンのウェッジはとにかくショートレンジ(〜約40ヤード)でのスピンが圧倒的に効くが、それはひとえにエッジの効いた台形溝がボールのカバー面に食いついている高度な製品精度が成し得る技術だ。「DJ-4」の溝はエッジを効かせた台形溝となっている。さらにエッジを効かせた溝は他社モデルでも存在するが、それはルール上、自ずとV形になり断面積を確保できない。つまり「DJ-4」は、溝の本来の役目でもあるショットの安定性(水はけなど)を発揮させるため、溝の断面積を最大に確保したルールギリギリの総合力を追求しているのである。 また同時にフェースの平面精度を究極まで高めることを形にしていることだ。「DJ-4」には鏡面にも近いレベルの平面精度が施されている。平面になればフェース面全域での溝効果の発揮が約束されること、そして何より溝のエッジ精度が高まることで、ボールへの食いつきを強められるのである。様々なライやコンディションでも安定したハイスピンが発揮できるフォーティーンのウェッジのパフォーマンスの礎となる、緻密な設計が実現する超性能なのだ。
選び方をよりシンプルにする 最新型ローロフトウェッジ
フォーティーンの竹内佑太です。 このコーナーでは私がフォーティーンに入社して学んだ まさに知れば納得のゴルフクラブ学をご紹介していきます。
DJ-4 インプレッション
レッスン担当 吉田洋一郎 よしだひろいちろう、プロコーチ・スイング研究家。2019年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。アメリカTop50など80名もの著名インストラクターに直接メソッドを学び、レッスン資格20以上を取得するゴルフスイング研究家。
DJ-4 発売直前情報
2001年、フォーティーンは初代「MT-28」で“激スピン”で世の中に衝撃を与えた。『ウェッジのフォーティーン』、今に至る地位を築いた伝説のモデルだった。誰もがプロのようなハイスピンショットが打て、その1打に胸を躍らせたものだ。「MT-28」の爆発的なヒットを皮切りに単品ウェッジ市場が活性化。ライバルたちが同様に角溝を採用し、こぞってスピン性能を後追いしたものだ。しかし、もうその瞬間、フォーティーンは全く別世界のウェッジを創造しようと奮闘していた。カタチになったのは2006年、「MT-28 J.SPEC」である。 「MT-28 J.SPEC」はバックフェースのくぼみが特徴的。ヘッド中心の肉厚部を軽量化して、ソールやブレードなどの周辺部に効果的に重量配置することで、ヘッドの安定性、つまりはやさしさや打ちやすさを高めた画期的モデルだ。しかし、このウェッジを発売するにあたって社内では懸念材料があったことを、創業者の竹林隆光さんに取材を通して伺ったことがある。 「今の段階(2006年当時)では、まだコンベンショナルなツアーモデルが市場そのものを構築しています。つまり単品ウェッジ市場そのものがまだまだ成熟段階な中、フォーティーンがいくら画期的なモデルを発売しようと、ゴルファーが目を向いてくれるのか、あえてリスクを背負う必要があるのか、そんな懸念がありました。しかし、『MT-28 J.SPEC』の発売だけは絶対に実現させたかった。なぜなら、このウェッジがフォーティーンの意思そのものだったからです」(竹林氏)。 「MT-28 J.SPEC」は見事にヒット。シンプルにやさしくアプローチをこなしたいゴルファーのためのスタンダードモデルとなったのである。